信頼の良い葬儀と生活スタイル

金銭面で葬儀の準備をしている人が多い
東京都生活文化局の調査によると、自分の葬儀のための準備をしている人は、40代では約17%、50代で約33%、60代で約53%、70歳以上で約68%と、年代が高くなるにつれて増えていっています。
その準備の具体的な内容をみると、「生命保険を費用にあてる予定である」と答えた人が約半数、「葬儀の費用を預貯金している」が約4割、「互助会に入っている」が約3割で、金銭面で準備をしている人が少なくありません。
葬儀を行うには、即座にある程度の費用を用意しなければなりません。
「家族には費用の心配をさせたくない」「葬儀の準備は自分でしておく」と考えている人が多いことがうかがえます。

費用の準備だけでは不十分
昨今は、葬儀に対する考え方や葬儀のスタイルは大きく変わってきています。
費用面だけでなく、従来どおりの葬儀でいいのか、自分らしい葬儀のあり方はどういうものなのかなどについても考え、家族に対して明確に伝えておく必要があるといえるでしょう。
葬儀についての知識や準備が何もないまま家族の死を迎えてしまうと、遺族は迷いと混乱のうちに葬儀を執り行わなければならず、十分にお別れができなかった、故人にふさわしい葬儀ができなかった、などの悔いを残すことになりかねません。
多くの人が自分の葬儀を「親しい人とこぢんまりとしてほしい」と答え、家族の多くが、家族の葬儀は「故人の遺志を反映したものにしたい」と答えています。
人生の締めくくりである葬儀を、本人も家族も納得のいくものにするためには、金銭的な準備だけでは不十分です。
自分が死を迎えたときはだれに知らせ、どのような方法で見送られたいかなどについても考え、家族に伝えてそれぞれに理解しておいてもらう必要があります。

元気なうちに家族に伝えておく
葬儀の準備などというと、縁起が悪いと敬遠されることも少なくありません。
確かに、死期の迫っている人から葬儀のことについて話されるのは、家族にとってつらいものです。
だからこそ、本人が元気なうちに、葬儀についての要望をはっきりと家族に伝えることが大切です。
そしてノートなどにまとめ、第三者にも意思が伝わるものにして残しておきましょう。
口で伝えるだけでは、いざというときに家族がとまどったり、親族の反対にあったりすることがあります。
具体的なプランを立て、それを書面にしておくことが大切です。